トップメッセージ

平素は、みやぎ生協の事業や活動にひとかたならぬご協力を賜り、感謝申し上げます。
未曾有の被害をもたらした東日本大震災から9年が経過しました。これからも「震災からの復興」「原発事故からの復興」に寄与する所存です。
みやぎ生協は1982年の創立以来、地域住民のコミュニティの中核として宮城県内における多数派組織の形成を目指してきました。2019年3月には福島県の2生協と組織合同し、みやぎ生協・コープふくしまとして約95万人のメンバー(組合員)とともに、新たなステージに踏み出しました。
「協同」とは「「競争」(=弱肉強食)に対置される理念です。人間と人間が互いにその人間性を尊重し合い、心を合わせて助け合って活動することを意味します。地域のコミュニティの希薄化や、社会から取り残される人たちに対して「誰も置き去りにしない」地域社会づくりの担い手として、役割を発揮することが協同組合に求められています。
今、私たちは時代の大きな転換点に直面しており、地球的規模で関心が高まる気候変動などの大きな課題を前にして、社会全体でその解決に取り組まなければなりません。2015年に国連で採択された持続可能な開発目標「SDGs」が示す2030年までに解決すべき課題に対し、どのように取り組み貢献すべきかそれぞれに問われています。
一方、現実では昨年は消費税増税、前理事長の辞任、大きな赤字決算、そして新型コロナウイルスの猛威など、年度後半に大きな出来事が立て続けに発生しました。
今年は、新たに理事長を迎え、また役員の執行体制も一新し、メンバー(組合員)のニーズを実現する事業を展開し、安定した経営構造を実現すべく役職員一同奮闘してまいります。
また、生協はみんなで幸せを共有する「共助社会」の実現を目指していく組織です。みやぎ生協も、この宮城・福島の地で「生協があって本当によかった」と言っていただける生協づくりを一層すすめてまいる所存です。
引き続き暖かいご支援、ご協力を心からお願い申し上げます。