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【お知らせ】子どもの事故を防ごう♪医薬品の誤飲事故―手が届く場所・見える場所に置いていませんか?

 「子ども安全メール from 消費者庁 Vol.6399」より抜粋

 10月17日から23日までは「薬と健康の週間」です(※1)。病気やけがをした際に役立つ医薬品ですが、子どものいる環境では誤飲事故に注意が必要です。消費者庁・国民生活センターには、子どもが医薬品を誤飲して中毒を起こし、入院する等の事故情報が医療機関(※2)から寄せられています。
事例1:夕飯の準備中、引き出し(床から1mの高さ)に入れていた蓋の閉まった市販風邪薬の瓶を、子どもが近くにあった台を足場にして取り出し、リビングで振って遊んでいた。数分後に様子を見ると、子どもの周りに錠剤が散らばっていた。口の中にも数錠あったので取り出したが、急性薬物中毒のため約1週間入院となった。なお、瓶にチャイルドレジスタンス機能はなかった。(1歳)
 
事例2:寝室で子どもが目を開けたままぼーっと横たわっており、近くにかじられた多数の向精神薬と空のシートが落ちていたため救急要請した。24錠内服したと推測され、意識の低下があるため入院となった。薬は袋に入れた状態で床に置いていた。(2歳)
 
事例3:祖父母の家に滞在中、子どもが空の薬ケースを持ってきて「食べた」と言った。祖父用の高血圧と糖尿病の薬が3日分無くなっていた。救急受診時に異常はなかったが、血圧低下や低血糖のリスクがあるため、経過観察目的に小児集中治療室に入院となった。(3歳)
 
事例4:子どもの近くにチョコレートと喘息の薬の包装があった。子どもが毎日1錠ずつ内服していた薬だが、お菓子感覚で28錠食べてしまい入院となった。(7歳)
 
子どもによる医薬品の誤飲事故は、「身近にあるものを何でも口に運ぶ」、「周囲への興味や関心が高まり人の模倣をする」、「興味を持って好んで取る」など、子どもの年齢や発達段階によって変化する行動特性が影響していると考えられます(※3)。

 大人用の薬の中には、向精神薬、気管支拡張剤、高血圧の薬、糖尿病の薬(※3)など、体格の小さな子どもにとっては重い中毒により命に関わる危険性が高いものもあります。

以下の点を参考に、医薬品の誤飲事故を防ぎましょう。
 
子どもの手が届かない、見えない所に保管する
引き出しに鍵をかける、取り出しにくい容器に入れるなど、複数の対策を講じる
服用前、服用後に置きっぱなしにしない
大人が医薬品を取り出したり飲んだりする様子をなるべく子どもに見せない
医薬品はお菓子ではないことを伝える
 
万が一、子どもが医薬品を誤飲した場合には、誤飲が起きた時刻、子どもの状態、薬の名称、飲んだ量を確認した上で、直ちに専門の相談機関に連絡し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。呼吸や意識が普段の様子と違う場合は、すぐに救急車を呼んでください。

※1: 厚生労働省「令和5年度「薬と健康の週間」の実施について」

※2: 消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和5年10月現在で32機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
 
(参考)
 
過去の関連メール
 

☆おすすめします☆
 
○「消費者庁 子どもを事故から守る!」公式ツイッターについて
様々な子どもの事故防止に役立つ情報を随時発信しています。
  =>https://twitter.com/caa_kodomo
 ○「子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック」について
 消費者庁では、6歳以下の未就学の子どもに起こりやすい主な事故と、その予防法等をまとめました。保護者の方々、教育・保育関係者の方々はぜひご覧ください。(PCサイト)
 =>https://www.caa.go.jp/policies/
policy/consumer_safety/child/project_002/

 ○ 子ども向け商品などのリコール情報を掲載しています。
 =>https://www.recall.go.jp/

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