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【お知らせ】子どもの事故を防ごう♪ペダルなし二輪遊具 ― 坂道での事故に注意!

 「子ども安全メール from 消費者庁 Vol.638」より抜粋

 暑さも落ち着き、過ごしやすい季節になってきました。子どもと一緒に公園などで遊ぶ機会も増えているのではないでしょうか。
今回は、医療機関(※1)から消費者庁・国民生活センターに寄せられたペダルなし二輪遊具に関する事故情報の中から、坂道での事故についてご紹介し、注意すべきポイントをお伝えします。

事例1:公園の蛇行した下り坂を子どもがペダルなし二輪遊具で走行していたところ、スピードが出てしまい保護者が追いつけず子どもを見失ってしまった。保護者が追いついたときには子どもが鉄柵の横で頭から出血して泣いていた。下顎を骨折しており、前医で気管挿管された状態で搬送され、小児集中治療室に入院となった。(3歳)

事例2:保護者の隣で下り坂をペダルなし二輪遊具で走行中、勢い余って1回転する形で転倒し、頭と左肩を地面にぶつけた。左頭部の擦り傷のほか、左肩に痛みがあり、腕を動かすのが困難であった。X線検査をしたところ鎖骨を骨折していた。(3歳)


事例3:ヘルメットを着用してペダルなし二輪遊具で走行中、下り坂で止まれず石垣の塀に激突した。手足の擦り傷、鼻出血、左まぶたの打撲傷に加えて、ものが二重に見える症状があり、検査の結果、左眼の眼窩底骨折が判明し、緊急手術となった。なお、普段通る道だったが、その場所でペダルなし二輪遊具を使うのは初めてだった。(5歳)

 坂道では思いのほかスピードが出るため、衝突や転倒した際に大きなケガにつながる可能性があり危険です。また、スピードが出ると大人が追いかけても止めることは困難です(※2)。


子どもをペダルなし二輪遊具に乗せる際は、次のポイントを参考に、保護者も一緒に安全を確保して遊びましょう。

坂道や障害物があるなど危険な場所をあらかじめ子どもと一緒に確認する
危険な場所では、ペダルなし二輪遊具で絶対に走行しないように約束する
必ず保護者が付き添い、子どもだけで遊ばせない
 
また、ペダルなし二輪遊具はローラー・スケート等と同様に、交通量の多い道路では使用が禁止されています(※3)。車や人の通行が多い道路ではぶつかる可能性があり、大変危険なため絶対にやめましょう。
 
公園や広場などの安全に遊べる場所までは保護者が運び、子どもにはヘルメットやプロテクターなどを必ず着用させ、ケガのないように楽しく遊ばせましょう。

※1:消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和5年10月現在で32機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。

※2:消費者庁「ペダルなし二輪遊具による子どもの事故に注意!」(掲載動画0:30~)

※3:道路交通法(昭和35年法律第105号)第76条第4項第3号

(参考)
消費者庁「ペダルなし二輪遊具による子どもの事故に注意!」(リンクは※2参照)
 
(過去の関連メール)
 
 
◆本メールの内容は消費者庁ウェブサイトからもご覧いただけます。
 

☆おすすめします☆
 
○「消費者庁 子どもを事故から守る!」公式ツイッターについて
様々な子どもの事故防止に役立つ情報を随時発信しています。
  =>https://twitter.com/caa_kodomo
 ○「子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック」について
 消費者庁では、6歳以下の未就学の子どもに起こりやすい主な事故と、その予防法等をまとめました。保護者の方々、教育・保育関係者の方々はぜひご覧ください。(PCサイト)
 =>https://www.caa.go.jp/policies/
policy/consumer_safety/child/project_002/

 ○ 子ども向け商品などのリコール情報を掲載しています。
 =>https://www.recall.go.jp/

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