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【お知らせ】子どもの事故を防ごう♪抱っこひも ― 横からのすり抜けに注意

 「子ども安全メール from 消費者庁 Vol.637」より抜粋

 子どもと出かける際、抱っこひもを使用される方も多いのではないでしょうか。
医療機関(※)から消費者庁・国民生活センターに寄せられた抱っこひもに関する事故の中には、月齢の低い子どもが横からすり抜けて落下する事故が少なくありません。

事例1:雨の日に傘を差しながら、年上の子どもの手をつないで保育園に送り届ける途中、抱っこひもの中の子どもが、横からすり抜け、コンクリートの地面に落下した。頭蓋骨骨折、外傷性くも膜下出血のため入院となった。新生児用のオプションパーツは使用していなかった。(0歳1か月)
 
事例2:ベビーカーを畳む際、抱っこひもの中の子どもが、右脇の隙間からアスファルトの地面に落下した。外傷性くも膜下出血のため約2週間の入院となった。子どもが苦しくないように側面のベルトを緩め、腰ベルトは装着せず、手を添えていた。(0歳2か月)
 
事例3:車から降りて歩き出したところ、抱っこひもで抱えていた子どもがコンクリートの地面に落下し、頭蓋骨の陥没骨折及び外傷性くも膜下出血のため入院となった。子どもの腕が抱っこひもの下を通る構造のため、横からすり抜けて落下したと考えられた。抱っこひもは譲り受けたもので、普段は使用していなかった。(0歳3か月)
 
事例4:対面で抱っこひもを使用していた。子どもの顔と保護者の体が接触すると苦しいと思い、隙間があくように緩めていた。子どもが寝て頭が傾き、脚が抜けて、抱っこひもの横からすり抜けフローリングの床に落下した。頭頂骨骨折、急性硬膜外血種、外傷性くも膜下出血のため、集中治療室での厳重管理のため入院となった。(0歳1か月)

 抱っこひものベルトが緩いなどの理由で子どもと密着していない状態では、子どもの姿勢が崩れ、横の隙間からすり抜けて落ちてしまうおそれがあります。このような事故を防ぐため、以下の点に特に注意しましょう。

 
◎装着時には、安全な場所で子どもの腕や脚の位置など正しい姿勢であることを確認し、子どもを密着させて緩みがないように、留め具やベルトを毎回調整しましょう

◎家族で同じ抱っこひもを使用する場合は、使う人に合わせて調整し直し、慣れない場合はサポートしてもらいながら使い方を確認しましょう
 
◎抱っこひもは、抱っこをサポートしてくれる製品ですが、長時間付けていると抱っこをする側もされる側も疲れます。そのような場合には、抱っこひもを緩めるのではなく、抱っこひもを外して、適度に休憩しましょう。

※消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和5年9月現在で32機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。

 
(参考)
 
 
 
過去の関連メール
Vol.587 抱っこひもからの転落や窒息に注意!
 

☆おすすめします☆
 
○「消費者庁 子どもを事故から守る!」公式ツイッターについて
様々な子どもの事故防止に役立つ情報を随時発信しています。
  =>https://twitter.com/caa_kodomo
 ○「子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック」について
 消費者庁では、6歳以下の未就学の子どもに起こりやすい主な事故と、その予防法等をまとめました。保護者の方々、教育・保育関係者の方々はぜひご覧ください。(PCサイト)
 =>https://www.caa.go.jp/policies/
policy/consumer_safety/child/project_002/

 ○ 子ども向け商品などのリコール情報を掲載しています。
 =>https://www.recall.go.jp/

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