【お知らせ】子どもの事故を防ごう♪ 幼児を乗せた自転車での事故に注意!
2023.03.24更新
「子ども安全メール from 消費者庁 Vol.622」より抜粋
幼児を乗せた自転車での事故に注意!
幼児を乗せた自転車での事故に注意!
春は入園・入学の季節です。この時期に自転車に子どもを乗せて送 迎することを考えている方もいらっしゃると思います。 幼児同乗中の自転車では、交通事故、転倒・ 転落により子どもの頭部に重篤なけがを負う事故や、後輪への足の 巻き込み等が継続的に発生しているため、以下を参考に安全な利用 に努めましょう。
<ヘルメットは子どもも大人も着用!乗せる前に準備>
<ヘルメットは子どもも大人も着用!乗せる前に準備>
令和5年4月1日から自転車の利用者全員にヘルメットの着用が努 力義務になります(※1)。事故の際に頭部を保護するため、子ど もだけでなく保護者も着用しましょう。
停車中の転倒・転落事故も起きているため、子どもを乗せる前にヘ ルメットを着用させてください。
<抱っこひも乗車は危険!未就学児は幼児用座席を使用する>
停車中の転倒・転落事故も起きているため、子どもを乗せる前にヘ
<抱っこひも乗車は危険!未就学児は幼児用座席を使用する>
自転車に子どもを同乗させることは、未就学児(小学校就学の始期 に達するまでの者)で、幼児用座席を設置した場合に認められてい ます。座席ベルトも確実に装着しましょう。
抱っこひもで前抱っこすることは道路交通関係法令違反であり、非 常に危険です(※2)。おんぶ乗車(※3)もできるだけ避けるよ うにしましょう。
<幼児同乗中の自転車は不安定!危険な状況を避ける>
抱っこひもで前抱っこすることは道路交通関係法令違反であり、非
<幼児同乗中の自転車は不安定!危険な状況を避ける>
○乗せ降ろしは、傾斜や凹凸のない場所で行う。乗せたら手も目も 離さない
○前座席は特に不安定なので、子どもは最後に乗せ、最初に降ろす
○荷物はバランスよく配置する
○車道と歩道の段差の乗り越えはできるだけ避ける(やむを得ない 場合は、速度を落としてゆっくりと大きな進入角度で)
○雨の日は路面の滑りや、フード等で視界が狭まり、周りの音が聞 こえにくくなることも。別の交通手段を普段から検討しておく(※ 4)
<自転車、幼児用座席の点検を忘れずに>
○前座席は特に不安定なので、子どもは最後に乗せ、最初に降ろす
○荷物はバランスよく配置する
○車道と歩道の段差の乗り越えはできるだけ避ける(やむを得ない
○雨の日は路面の滑りや、フード等で視界が狭まり、周りの音が聞
<自転車、幼児用座席の点検を忘れずに>
○リコールされていないか(※5)、不具合がないか乗る前に確認 する。定期点検も忘れず行う
○こがずに進む・基準を超えてもアシストが働くなど、道路交通法 の基準に適合しない電動アシスト自転車には乗らない(※6)
○幼児用座席の体重の上限や目安身長の範囲内か確認する
消費者庁・国民生活センターには自転車に同乗中の子どもの事故情 報が医療機関から寄せられています(※7)。
事例1:自転車の前座席に下の子、後部座席に上の子を乗せて走行中、ハ ンドルに掛けていたリュックがガードレールに引っかかり、左側に 自転車ごと転倒した。子どもは二人とも投げ出され、下の子は頭蓋 骨骨折、硬膜外血腫等により、集中治療室で全身管理となり、 約10日間の入院が必要となった。ヘルメット・ 座席ベルトはしていなかった。(1歳)
事例2:自転車の前座席に乗車していた。保護者が離れた隙に自転車が左 側に倒れ、頭蓋内出血により2週間以上の入院が必要となった。ヘ ルメットは装着していたが、転倒時には脱げてしまっていた。( 4歳)
事例3:子どもを抱っこひもで抱っこして走行中、風にあおられ自転車が 右側に転倒した。保護者は前のめりに倒れ、とっさに子どもの後頭 部を押さえたものの、右頭部を打撲し、頭蓋骨骨折で1週間の入院 が必要となった。(0歳7か月)
事例4:子どもを前座席に乗せて自転車を走行中、道路の段差につまずき 右側に転倒した。手に小さなけがを負い、3回嘔吐し、 脳しんとうと診断された。子どもはヘルメットと座席ベルトをして いた。(1歳)
事例5:保護者が借りた自転車の後ろの荷台に子どもを乗せて走行中、左 足がスポークに挟まり、かかとを8針縫合し、2週間連日の通院が 必要となった。後輪にはドレスガードが付いていたが、子どもの足 はそれよりも下にあった。(6歳)
(※1)警視庁「自転車の交通事故防止 自転車用ヘルメットの着用」
https://www.keishicho.metro.to kyo.lg.jp/kotsu/jikoboshi/bicy cle/menu/helmet.html
(※2)国民生活センター「こどもを抱っこして自転車に乗ること は危険です-転倒・転落によりこどもが頭部に重篤なけがをするこ とも-」
https://www.kokusen.go.jp/news /data/n-20221116_1.html
(※3)都道府県によりおんぶ乗車が可能な条件が異なりますので 確認しましょう。
(※4)東京都「雨の日の自転車走行は危険がいっぱい...十分 に気をつけましょう!」
https://www.shouhiseikatu.metr o.tokyo.lg.jp/attention/kigai_ amejitensya20170605.html
(※5)消費者庁 リコール情報サイト
https://www.recall.caa.go.jp/
(※6)消費者庁「道交法の基準に適合しない電動アシスト自転車 に乗るのはやめましょう!」
https://www.caa.go.jp/policies /policy/consumer_safety/ caution/caution_006/
【道路交通法上の電動アシスト自転車のアシスト比率の基準】
人がペダルを踏む力とモーターによる補助力の比(アシスト比率) が
○走行速度時速10km未満では最大で1:2
○時速10km以上時速24km未満では走行速度が上がるほどア シスト比率が徐々に減少
○時速24km以上では補助力が0
になることとされています。(道路交通法施行規則第一条の三)
(※7)医療機関ネットワーク事業:消費者庁は(独)国民生活セ ンターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和5年3月 現在で30機関が参画)から事故情報の提供を受けています。
(参考)
消費者安全調査員会「幼児同乗中の電動アシスト自転車の事故」
https://www.caa.go.jp/policies /council/csic/report/report_ 016/
「幼児乗せ自転車を安全に利用するために」(チラシ)
https://www.caa.go.jp/policies /policy/consumer_safety/ release/assets/consumer_ safety_cms205_220222_01.pdf
・過去の関連メール
Vol.586 幼児を乗せた際の自転車の転倒に注意!
https://www.caa.go.jp/policies /policy/consumer_safety/child/ project_001/mail/20220328/
Vol.538 自転車同乗の子どもがスポーク外傷で10針以上縫うけが!
https://www.caa.go.jp/policies /policy/consumer_safety/child/ project_001/mail/20210114/
○こがずに進む・基準を超えてもアシストが働くなど、道路交通法
○幼児用座席の体重の上限や目安身長の範囲内か確認する
消費者庁・国民生活センターには自転車に同乗中の子どもの事故情
事例1:自転車の前座席に下の子、後部座席に上の子を乗せて走行中、ハ
事例2:自転車の前座席に乗車していた。保護者が離れた隙に自転車が左
事例3:子どもを抱っこひもで抱っこして走行中、風にあおられ自転車が
事例4:子どもを前座席に乗せて自転車を走行中、道路の段差につまずき
事例5:保護者が借りた自転車の後ろの荷台に子どもを乗せて走行中、左
(※1)警視庁「自転車の交通事故防止 自転車用ヘルメットの着用」
https://www.keishicho.metro.to
(※2)国民生活センター「こどもを抱っこして自転車に乗ること
https://www.kokusen.go.jp/news
(※3)都道府県によりおんぶ乗車が可能な条件が異なりますので
(※4)東京都「雨の日の自転車走行は危険がいっぱい...十分
https://www.shouhiseikatu.metr
(※5)消費者庁 リコール情報サイト
https://www.recall.caa.go.jp/
(※6)消費者庁「道交法の基準に適合しない電動アシスト自転車
https://www.caa.go.jp/policies
【道路交通法上の電動アシスト自転車のアシスト比率の基準】
人がペダルを踏む力とモーターによる補助力の比(アシスト比率)
○走行速度時速10km未満では最大で1:2
○時速10km以上時速24km未満では走行速度が上がるほどア
○時速24km以上では補助力が0
になることとされています。(道路交通法施行規則第一条の三)
(※7)医療機関ネットワーク事業:消費者庁は(独)国民生活セ
(参考)
消費者安全調査員会「幼児同乗中の電動アシスト自転車の事故」
https://www.caa.go.jp/policies
「幼児乗せ自転車を安全に利用するために」(チラシ)
https://www.caa.go.jp/policies
・過去の関連メール
Vol.586 幼児を乗せた際の自転車の転倒に注意!
https://www.caa.go.jp/policies
Vol.538 自転車同乗の子どもがスポーク外傷で10針以上縫うけが!
https://www.caa.go.jp/policies
☆おすすめします☆
○「消費者庁 子どもを事故から守る!」公式ツイッターについて
様々な子どもの事故防止に役立つ情報を随時発信しています。
○「子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック」について
消費者庁では、6歳以下の未就学の子どもに起こりやすい主な事故と、その予防法等をまとめました。保護者の方々、教育・保育関係者の方々はぜひご覧ください。(PCサイト)
○ 子ども向け商品などのリコール情報を掲載しています。
=>https://www.recall.go.jp/
=>https://www.recall.go.jp/