【お知らせ】子どもの事故を防ごう♪ 魚の骨が刺さる事故に注意!
2023.03.13更新
「子ども安全メール from 消費者庁 Vol.621」より抜粋
魚の骨が刺さる事故に注意!~魚の骨が刺さらないための工夫~
事例1:親族が食べているサケを子どもに与えたところ、咳き込み嘔吐し 、呼吸時にゼーゼーするようになった。翌日も改善せず発熱もある ため受診したところ、CT検査で異物が確認された。全身麻酔・気 管切開にて魚の骨を摘出し、集中治療室管理となった。約10日後 に退院した。(1歳)
事例2:ブリを食べていたところ、突然のどの方を指さして激しく泣き始 めた。受診したところ、のどに刺さった骨が見つかり、全身麻酔で の摘出手術のため3日間入院となった。(1歳)
事例3:子ども用に保護者が取り分けたサバを食べていたところ、突然、 のどの痛みを訴えた。口の中を見たが分からなかった。痛みが治ま らないため受診して、長さ約2cmの魚の骨を抜いた。(2歳)
事例4:ウナギをあまり噛まずに食べたところ、のどに違和感が生じた。 受診したところ、のどの奥に骨が垂直に立っていた。うがいをさせ 、器具で何回か触っているうちに取れて飲み込んだ様子。帰宅とな った。(9歳)
数日経過観察をすることは可能ですが(※2)、刺さったまま抜け ずに症状が悪化することもあるため注意が必要です。
○ご飯を丸飲みさせない
魚の骨がより深く刺さってしまうおそれがあります。深く入り込ん だ場合、医療機関でも簡単に取り除くことが難しくなります。
○無理して取ろうとせずに、耳鼻咽喉科を受診
見えているからと言ってピンセットなどで取ろうとすると、口の中 を傷つけてしまうことも考えられるため、無理せずに耳鼻咽喉科を 受診しましょう。
ほぐして骨を取り除くか、身を細かくしたり薄切りで小骨が見えや すい状態にしてからピンセット等で骨を取り除きましょう。 購入時に、骨が取り除かれた商品等を選ぶのも一案です。
○魚の上手な食べ方を教える
子どもが箸を使えるようになったら、骨を取り除きながら身を外せ るように、保護者と一緒に練習しましょう。
○しっかり噛んで食べる
よく噛むことで、硬い骨の存在に気付いて、飲み込む前に口の中か ら出すことができます。
なお、水産庁は毎月3~7日を「さかなの日」に制定し、賛同する 企業・団体と共に、様々なイベントや企画を通じて水産物の魅力を 発信し、消費拡大に取り組んでいます(※3)。「さかなの日」の ウェブサイト(※4)では、さばき方や子ども向けの学習教材など 様々なコンテンツも紹介されています。
(※1)医療機関ネットワーク事業:消費者庁は(独)国民生活セ ンターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和5年3月 現在で30機関が参画)から事故情報の提供を受けています。
(※2)(公社)日本小児科学会Injury Alert(傷害速報)類似事例「No.087 魚骨による下咽頭異物」
https://www.jpeds.or.jp/upload s/files/injuryalert/0087.pdf
(※3)水産庁「さかなの日~あなたの日々の消費で、おいしい魚 を次の世代へ~」
https://www.jfa.maff.go.jp/j/k akou/sakananohi1137.html
(※4)さかなの日「子供向けコンテンツ」
https://sakananohi.jp/contents /child.html
(参考)
(一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「子どものみみ・はな・の どの病気Q&A」のどの異物
https://www.jibika.or.jp/modul es/disease_kids/index.php? content_id=25
魚の骨が刺さる事故に注意!~魚の骨が刺さらないための工夫~
水産物の豊富な日本では、日常的に魚料理を食べる機会があるため 、魚の骨がのどなどに刺さる経験をした人も多いかもしれません。 魚の骨が刺さったまま取れなくなった等の事故の情報が医療機関( ※1)から寄せられています。
事例1:親族が食べているサケを子どもに与えたところ、咳き込み嘔吐し
事例2:ブリを食べていたところ、突然のどの方を指さして激しく泣き始
事例3:子ども用に保護者が取り分けたサバを食べていたところ、突然、
事例4:ウナギをあまり噛まずに食べたところ、のどに違和感が生じた。
<魚の骨が刺さった場合の対応>
のどに刺さった魚の骨は自然に抜けることもあり、無症状であれば○ご飯を丸飲みさせない
魚の骨がより深く刺さってしまうおそれがあります。深く入り込ん
○無理して取ろうとせずに、耳鼻咽喉科を受診
見えているからと言ってピンセットなどで取ろうとすると、口の中
<魚の骨が刺さらないための工夫>
○小さな子どもが食べる魚の骨は丁寧に取り除くほぐして骨を取り除くか、身を細かくしたり薄切りで小骨が見えや
○魚の上手な食べ方を教える
子どもが箸を使えるようになったら、骨を取り除きながら身を外せ
○しっかり噛んで食べる
よく噛むことで、硬い骨の存在に気付いて、飲み込む前に口の中か
なお、水産庁は毎月3~7日を「さかなの日」に制定し、賛同する
(※1)医療機関ネットワーク事業:消費者庁は(独)国民生活セ
(※2)(公社)日本小児科学会Injury Alert(傷害速報)類似事例「No.087 魚骨による下咽頭異物」
https://www.jpeds.or.jp/upload
(※3)水産庁「さかなの日~あなたの日々の消費で、おいしい魚
https://www.jfa.maff.go.jp/j/k
(※4)さかなの日「子供向けコンテンツ」
https://sakananohi.jp/contents
(参考)
(一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会「子どものみみ・はな・の
https://www.jibika.or.jp/modul
☆おすすめします☆
○「消費者庁 子どもを事故から守る!」公式ツイッターについて
様々な子どもの事故防止に役立つ情報を随時発信しています。
○「子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック」について
消費者庁では、6歳以下の未就学の子どもに起こりやすい主な事故と、その予防法等をまとめました。保護者の方々、教育・保育関係者の方々はぜひご覧ください。(PCサイト)
○ 子ども向け商品などのリコール情報を掲載しています。
=>https://www.recall.go.jp/
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