食生活提案

みやぎ生協は、「食」をだいじに
健康づくりをすすめます
生協はメンバーの「安全、安心な食生活を送りたい」というニーズによって発展し支えられてきました。しかし、現在の日本人の食生活をめぐる問題点は食品の安全性だけでなく、いかに一人一人がバランスをとった食生活をしていくか、食生活を支える農業・水産業を含めた環境がどうなっているのか、日本型食生活をどのように継承していくのか、など多岐に渡っています。食を中心とした事業を展開している生協として、健康な食生活を提案していくことは、社会的な役割と考えています。
みやぎ生協は、1987年に「実践的食生活のあり方提案」を策定し、『食生活』の改善が生協の社会的役割の一つであると位置付けて運動をすすめてきました。そうしてすすめてきた私たちの運動が、2000年の国の「食生活指針」策定、2005年「食育基本法」の成立、それを受けた宮城県・仙台市での食育施策推進につながっています。今までのみやぎ生協の運動に確信を持ち、それを継承し発展させるために新たに「食生活提案」を推進し、「食生活は生協で」の地位を確立し、メンバー一人一人の食生活改善と健康づくり・豊かな食文化づくり・自給率の向上をめざした取組みをすすめます。
取り組むにあたっての視点
一人一人が食べることを大切にできることや、自分にとって望ましい食生活を考え実現できる力を養うこと、大人も子どもも主体的に食事に取組める力をつけることを大切にします。みやぎ生協のメンバー活動と事業の総合的な取組みで運動を推進します。店舗と共同購入では、売り場で食生活について気づき、選ぶ力をつけることができるような工夫を重ねます。宮城県産消提携推進協議会、協同組合こんわ会および行政とのネットワークで、宮城県内の食生活改善運動や食育の情報提供や共同のとりくみをすすめ、“よりよい食生活”を推進する県民運動の一翼を担います。
みやぎ生協の食育についての考え方

2005年「食育基本法」が成立し、食生活の大切さが一層重視されるようになりました。宮城県や仙台市でも食育の施策がすすんでいます。みやぎ生協では今まで、食の安全、めぐみ野(産直)、環境、福祉、子育て、商品などの活動をすすめてきました。こうした活動は、そのまま「食育」につながっています。メンバーのよりよい食の環境づくりをすすめるために、これからも各分野での活動を更に広め、宮城県産消提携推進協議会のネットワークを通して生産・加工・流通関係者と一緒にメンバーの食への関心と信頼できる情報提供を進めるなど、今後も事業活動を含めたみやぎ生協全体で、食育の活動に取組んでいくことが必要だと考えます。
新しい「食生活提案」の4つの基本テーマに沿った活動を紹介します
健康な食生活を提案し、メンバー一人一人の食生活改善と
健康づくり・豊かな食文化づくり・自給率の向上を目指しています。
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楽しく、おいしく食べよう
季節や旬を感じて、家族や友達、みんなでコミュニケーションを楽しみながら心と体においしい食事を作ろう、食べよう
家族や仲間と一緒に、食べ物の旬や季節を感じながら楽しく食べることは、健康で豊かな人間性を育むことにつながります。食の話題を通して食に関する理解を深め、食事づくりにも積極的に関わっていきましょう。
【みやぎ生協では・・・】
親子料理教室や、大人向け・子ども向けの料理教室など、様々な体験の場を提供しています。 -
バランス良く食べよう
主食・主菜・副菜のバランスを考え、自分に見合った食事の量を知り、一人一人が食べ物を組合せる力を身につけよう
健康でいきいきとくらすためには、バランスのとれた食生活を営むことが大切です。朝ごはんをしっかり食べ、食に関する知識や技術を身につけ、買物の場面でも食事の選択や判断などを自らできるようにして、一人一人が食べ物を組合せる力を身につけましょう。
【みやぎ生協では・・・】
この「新食生活提案」のお知らせを中心に、
「食事バランスガイド」を使った学習等も行っています。 -
食に興味を持とう
子どものころから、食に関わる人やものに触れ、
食べ物を大切にし、感謝の気持ちを持とう日常のくらしの中で、栽培や収穫体験を通して地場の産物に触れ、食べ方の工夫から地域の食文化を知ることは、食に関わる人やものに感謝することにつながります。育てる・作る・食べる体験に子どもの頃から触れ、食べ物への関心を育みましょう。
【みやぎ生協では・・・】
産地体験などを様々実施している他、
野菜をテーマにしたツールも用意しています。 -
食の安全に関心を持とう
食品に関する情報を正しく理解し、
「安全・安心」な商品を利用しよう健康的な食生活を営むためには、安全な食品の確保が必要です。食に関する情報を正しく判断し選択できるように、知識と理解を深めましょう。そのためにはみやぎ生協のコープ商品や顔とくらしの見えるめぐみ野品や地場産品の表示をよく見て利用しましょう。
【みやぎ生協では・・・】
めぐみ野品のよさや食の安全の政策など、
メンバーが参加できる学習会を実施しています。