「子ども安全メール from 消費者庁 Vol.581」より抜粋
寒い季節、温かいお風呂で子どもと過ごす時間を楽しみにしている 方もいらっしゃるのではないでしょうか。一方で、お風呂場での事 故やヒヤリ・ハットを多くの保護者が経験しているというアンケー ト調査の結果もあります(※1)。
溺れると命に関わることもあるのが水回りの事故です。少しの時間 、少しの水量と油断せず、子どもの見守りと合わせて溺水事故が起 こらない環境づくりを行いましょう(※2)。
◎子どもは大人の後に浴室に入れ、先に浴室から出しましょう。
◎大人が洗髪する際には、子どもを浴槽から出しましょう。浮き輪を 使用中の溺水事故も発生しています。
◎子どもが小さいうちは、入浴後は浴槽の水を抜くことを習慣にしま しょう。
◎ 子どもだけで浴室に入れないよう、浴室の外鍵をかけたり、ベビー ゲートなどを設置しましょう。
溺れる事故のほかにも、転落・やけど・ケガなど、お風呂場での様 々な事故の情報が医療機関から寄せられています(※3)。
事例1:保護者が髪を洗うため、子どもを浴槽のふたの上に寝かせたとこ ろ、本人が動いて床に落下して泣いた。頭部を骨折したため約10 日間入院となった。(4か月)
事例2:風呂場の椅子に立ってしまい、滑って転んで顔を床に打った。目 尻が切れており、縫合処置を行った。(1歳)
事例3:子どもの体を洗って、浴槽に入れたところ、脚が浸かってすぐに 泣き出した。設定温度が48度になっていたことに気付いた。太も もから足首にかけて赤くなるやけどを負い、通院が必要となった。(2歳)
事例4:保護者がシャンプーを取ろうとして、同じ場所に置いていたカミ ソリを落としてしまった。それを子どもが拾って握ったため、人差 し指に4針縫う切り傷を負った。(4歳)
事例5:風呂場にはいろいろなおもちゃを持ち込んでいた。子どもが一人 で入浴中、洗い場で座った際に、カプセルトイの小さな人形が肛門 に入り取れなくなった。麻酔下で内視鏡により摘出した。( 6歳)
事例6:風呂場から音がしたので見に行くと、浴槽のふたの上に乗って風 呂用洗剤のスプレーを触っており、口の周りや服に泡が付いていた 。その後、嘔吐が続いたため、経過観察のため入院となった。( 1歳)
(※1)東京都生活文化局「乳幼児の家庭内の水回り事故防止ガイ ド」
https://www.metro.tokyo.lg.jp/ tosei/hodohappyo/press/2016/08 /24/13.html
(※2)御家庭内での子どもの溺水事故に御注意ください!-入浴 後はお風呂の水を抜く、ベビーゲートを設置するなどの対策を-
https://www.caa.go.jp/policies /policy/consumer_safety/ caution/caution_052/
(※3)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年 12月より、医療機関(令和4年2月現在で30機関が参画)から 事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
(過去の関連メール)
Vol.434 お風呂で溺れる事故に注意!
https://www.caa.go.jp/policies /policy/consumer_safety/child/ project_001/mail/20190110/
Vol.537 ベビーバス使用中の思わぬ事故に注意しましょう!
https://www.caa.go.jp/policies /policy/consumer_safety/child/ project_001/mail/20210107/
溺れると命に関わることもあるのが水回りの事故です。少しの時間
◎子どもは大人の後に浴室に入れ、先に浴室から出しましょう。
◎大人が洗髪する際には、子どもを浴槽から出しましょう。浮き輪を
◎子どもが小さいうちは、入浴後は浴槽の水を抜くことを習慣にしま
◎ 子どもだけで浴室に入れないよう、浴室の外鍵をかけたり、ベビー
溺れる事故のほかにも、転落・やけど・ケガなど、お風呂場での様
事例1:保護者が髪を洗うため、子どもを浴槽のふたの上に寝かせたとこ
事例2:風呂場の椅子に立ってしまい、滑って転んで顔を床に打った。目
事例3:子どもの体を洗って、浴槽に入れたところ、脚が浸かってすぐに
事例4:保護者がシャンプーを取ろうとして、同じ場所に置いていたカミ
事例5:風呂場にはいろいろなおもちゃを持ち込んでいた。子どもが一人
事例6:風呂場から音がしたので見に行くと、浴槽のふたの上に乗って風
(※1)東京都生活文化局「乳幼児の家庭内の水回り事故防止ガイ
https://www.metro.tokyo.lg.jp/
(※2)御家庭内での子どもの溺水事故に御注意ください!-入浴
https://www.caa.go.jp/policies
(※3)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年
(過去の関連メール)
Vol.434 お風呂で溺れる事故に注意!
https://www.caa.go.jp/policies
Vol.537 ベビーバス使用中の思わぬ事故に注意しましょう!
https://www.caa.go.jp/policies
☆おすすめします☆
○「消費者庁 子どもを事故から守る!」公式ツイッターについて
様々な子どもの事故防止に役立つ情報を随時発信しています。
○「子どもを事故から守る!事故防止ハンドブック」について
消費者庁では、6歳以下の未就学の子どもに起こりやすい主な事故と、その予防法等をまとめました。保護者の方々、教育・保育関係者の方々はぜひご覧ください。(PCサイト)
○ 子ども向け商品などのリコール情報を掲載しています。