メッセージ

メンバー(組合員)の人生に
寄り添うサービスが、
そのまま地域のチカラに。

地域に暮らす一人ひとりが出資して成り立つ「生活協同組合」として、事業を展開している私たち。設立以来、組合員であるメンバーの皆さまの声をもとにさまざまな商品・サービスを世に生み出してまいりました。
例えば、生産者と消費者の交流を通して育んできた「めぐみ野」や、家計改善のサポートを行う「くらしと家計の相談室」、子ども食堂の運営支援など、組合員の人生に寄り添うサービスは、そのまま地域の活性化にもつながっています。
とりわけ、私たちが担っている役割で特徴的なのは、宅配事業を通じた地域の「見守り活動」。私自身経験があるのですが、毎週、顔を合わせるメンバー(組合員)さんとはまるで本当の家族のようになっていきます。ですので、住人のちょっとした変化を敏感に感じ取ることができます。何かあったときには各市町村の関係機関に報告、その件数は年間100件以上に上っています。また、東日本大震災やコロナ禍などの有事の際には、行政と連携して、支援物資や自宅療養セットの提供を請け負うなど、地域のセーフティネットとしての役割も果たしてまいりました。

すべての世代から愛される、
新しい組織に向けて。

地域に愛され、メンバー(組合員)に寄り添う生協へ――みやぎ生協では、10年後にありたい姿を掲げ、さまざまな取り組みを行っています。
例えば、生協の幅広いサービスや活動の発信拠点として誕生した「MoreCoop」。各店舗に配置されたアテンダントを中心に、地域の方々と交流をはかれるイベントや、より楽しく買い物できる体験を企画・実施。店舗を利用する40代未満のお客さまが年間で約150万人増加しました。メンバー(組合員)の出資金をもとに、メンバー(組合員)のくらしを豊かにするビジネスモデルですので、メンバー(組合員)数の増加がそのままサービスの充実へとつながっていきます。
みやぎ生協には、地域の方々に直接関わる職種や、自身のアイデアをもとにサービスを生み出す職種などさまざまありますが、それらすべては地域の一人ひとりのため。心から「地域に貢献したい!」と思っている方々と一緒に、みやぎ生協のこれからを一緒につくっていきたいと願っています。

代表理事 専務理事尾川 輝敏