
大学生協から2年の出向期間を経て、みやぎ生協の職員へ。
学生時代、私は世界史について学んでおり、研究では世界で初めて協同組合が立ち上がったイギリスをはじめとするヨーロッパ各国と、日本の協同組合の比較をテーマにしていました。また、大学生協の学生委員会に所属しており、その経験を活かせればと思い、卒業後は大学生協に入協。しかし、その頃は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の最中ということもあり、店舗の運営は必要最低限に抑えていた状況でした。そこで、みやぎ生協へ出向したのが最初の出会いです。配属先はお客さまと接するレジ部門。商品を購入する方と必ず関わるポジションのため、レジ部門はいわば“店舗の顔”のような存在。責任は伴いますが、自分の行動ひとつで店舗の評判が左右するのは大きなやりがいでした。スムーズなレジの対応はもちろん、来店客数が増加する日や時間帯に合わせて、レジの体制を整えるなど、お客さまがスムーズに買い物できるようなチーム運営を心がけました。そして、2年の出向期間を経て考えたのは、レジ部門で得られた経験や学びを、そのままみやぎ生協で活かしていきたいということ。正規職員(レギュラー職員)として移籍し、現在は愛子店でレジ・サービスカウンター業務を担当しつつ、部門運営にも携わっています。

すべてはメンバー(組合員)さんのために、自分にできることを。
レジ部門では、お中元や贈答品のお包み、商品に関する問い合わせ対応などサービスカウンター業務も担いますが、そのほかにもメンバー(組合員)の方が気持ち良く利用できるよう、他部門と協力し合いながら店舗を運営することが大切だと思っています。例えば、新規加入者を増やすキャンペーンを実施した時のこと。通常、加入手続きはレジで行うのですが、混雑時を見据えて他部門の職員にも協力を依頼。レクチャーの時間を設け、全員で応対できる体制に。その結果、わずか2カ月で500〜600件の方にご加入いただくことができました。自分の取り組みでみやぎ生協の魅力を感じてもらい、数字という結果に表れるのも仕事のやりがいの一つです。また、支払いのシステムに変更があった際には、メンバー(組合員)の方にチラシなどの広報物で伝えるだけでなく、一人ひとり時間を取ってでも対面でご説明しました。「丁寧に教えてもらえたから理解できたよ。ありがとうね」と、自分なりの行動にいただいた感謝の言葉は今でも忘れません。こういったように仕事の枠を決めつけず臨機応変に、自分にできることを実践することが重要だと日々、感じています。

メンバー(組合員)の方にとっても、職員にとっても、
愛される店舗を目指して。
大学生協から移って数年経ちますが、当時はみやぎ生協で働くことは想像もしていませんでした。しかし、ここでキャリアを積んでいきたいと思ったのは、自部門だけでなくさまざまな方とコミュニケーションを取りながら、多角的にサービスや店舗運営のことを考えていける、学びの多い環境だから。パートナー職員やアルバイト職員と相談し合いながらシフト表を作成したり、各部門のチーフと商品について話したり、本部とも意思疎通しながら業務を進めていくのは生協ならでは。今後はそういった業務経験を活かし、本部間との連携をより密に図れるような、ツールや仕組みづくりにも取り組みたいと考えています。
一人ひとりのメンバー(組合員)の方と深く接しているみやぎ生協だからこそ、運営側のスムーズな連携が欠かせません。セールや新制度の案内を本部から受けた際に、現場である店舗の声を漏れなく汲み取り、意見交換ができるようになれば、職員の方々がより良く働けるようになる。そうなればメンバー(組合員)の方とも気持ち良く接することができ、店舗の顔づくりにもつながると考えています。地域に愛される店舗を目指して改善できることはないか、自分にできることはないか、常にその視点をもって今日も店舗に立っています。
Workflow1日のスケジュール
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10:00
始業・メールチェック、前日に行った作業の確認
本部からの連絡を確認したり、レジのシステムや売り場のチェック等を行います。
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10:30
応対点検・レジ業務
レジに不具合などがあったら対応。
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12:00
昼食
朝に生協の食品を使って作ったお弁当を持参。事務所でパートナーさんやアルバイトさんとランチ。
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13:00
翌日以降の作業確認、ミーティング
サービスカウンターで取り扱っている商品の品出しや入荷のスケジュールを確認し、必要な作業内容をチェックします。また、本部とミーティングをすることもあります。
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15:00
現金棚卸し、補充金確認、カセット抜き取り
レジに入っている現金を引き下げつつ、お釣り用の現金を補充。一個ずつ補充するのですが、現金が意外と重くて大変です(笑)
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17:00
中金庫、受付締め
引き下げた現金を金庫に収納。また、サービスカウンターの締め作業を行います。
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18:00
夜間の引き継ぎ
日によって変わりますが、日勤になることが多く、夜間を担当する職員に業務内容を連携します。
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19:00
終業
業務が終わったら最後に店内で買い物をして帰宅。



