Interview

02

職員の成長が、
何よりうれしい。
店舗の顔として。
裏方として。

店舗運営部 富沢店店長

R.K.

ヒト・モノ・カネの動きを、俯瞰してみる仕事。

宮城県のベッドタウンとして、多くのファミリー層が暮らす仙台市太白区――この街にリニューアルオープンしたばかりの富沢店で現在、店長を務めています。生まれも育ちも宮城県の私。「地元のために何かしたい!」と2013年に入協し、水産部門のチーフや店舗改装チーフ、副店長などを経験した後、2023年から現職を担っています。
店長の仕事はさまざまですが、重要なのは大きく2つ。一つ目は、ヒト・モノ・カネの管理を一手に担う店舗経営の仕事。そしてもう一つは、職員の教育です。店長になりたての頃は、目の前の売り場の状態を細かくチェックすることに一所懸命になり、俯瞰で見て判断するということがなかなかできませんでした。しかし最近では、全体の数字(売上と人件費のバランス)を見て各部門に指示を出せるようになり、店長としてどこに力をかけるべきかがわかるようになりました。
また、今年から新入協職員も加わったため、職員の教育にも力を注いでいます。職員の成長が、そのままお店の成長につながるため、個性の異なる職員に対して、どのように会話するのが一番良いのかを常に考えています。

日々のちょっとした出来事も話せる。フラットなコミュニケーションで。

職員と接するうえで参考にしているのが、かつて経験した海外研修。10カ月にわたって、シンガポールの生活協同組合を視察したのですが、特に印象的だったのが、店長とスタッフとのフラットな関係性。シンガポールでは、いろんな国籍のスタッフが働いていて、店長や各部門のチーフたちがうまくコミュニケーションを取りながら、店舗を運営していました。私も、「みんなに話しかけられやすい、頼られる店長になりたい」と、「全職員と話をするぞ」くらいの気持ちで毎日過ごしています。すると、お店の小さな不具合や、お客さまとのちょっとした会話などが自然に耳に入ってきて、小さな変化を逃さずキャッチできるようなりました。一緒に働く職員が、自分と仕事をすることでちょっとでも成長できたな、と感じてもらえたらうれしいです。最近、若い人は責任のある仕事を敬遠する傾向にあると耳にすることがあるのですが、自分を見て「店長やってみたいな」と思ってもらえるようになるのが目標です!

いつ・だれが買ったかわかる。万が一のときに連絡できる関係性。

みやぎ生協は、お客さまと職員を大切にしている組織だなと感じています。とくにみやぎ生協ならではといえるのが、お客さまに店舗をご利用いただく際に、出資いただいて「コープカード」を発行している点。誰が・いつ購入したかという履歴がわかるため、万が一、商品に不具合があっても、購入された方々にすぐに連絡を取ることができます。「体調大丈夫ですか」とか「返金させていただきたい」など、購入された方ご自身が気づく前にこちらから連絡できるようにと努めています。
また、最近では「MoreCoop宅配ステーション」を店舗内に新設。宅配向け商品の注文と受け取りができるようになったほか、店内やくらしのお困りごとすべてに対応するアテンダントがお客さまのご相談に応じています。
富沢店は、土地柄小さいお子さまも来店されます。お子さまの近くを通る場合は、ゆっくりと。台車がぶつからないように配慮する。など小さいお子さまやおじいちゃん、おばあちゃんに優しいお店を目指しています。お客さまにずっとご来店いただけるお店にしていきたいと願っています。

Workflow1日のスケジュール

  • 8:00

    始業・メールチェック、品出し対応

    本部からのメールをチェックしたり、入荷した商品を商品棚に陳列し、売場を整えます。

  • 9:00

    開店準備、売場点検

    いよいよ開店。お客さまをお迎えします。各売場をチェックし、不具合がないか点検します。

  • 13:00

    昼食

    店内のお惣菜を購入し、ランチ。味見も兼ねています。

  • 14:30

    ミーティング、売場点検、事務作業

    各部門のチーフから、その日の売上状況やセール品の在庫状況などの報告を受け、必要に応じて指示を出します。

  • 18:00

    終業

    生協で買い物をしてから帰ります。

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