Interview

06

東北6県の生活をより
豊かにするバイヤーとして、
徹底したメンバー
(組合員)目線を。

宅配商品本部 グロサリー部門バイヤー

A.H.

営業担当時代の経験を活かして、宅配商品本部へ。

私は学生時代から漠然と宮城県を良くしたいと考えていました。大学で経営学部に進学した理由も、地域活性化や地域経済のサポートにつながることを学びたいと思ったから。就職活動においても「地域・地元に寄与できる仕事を」と考える中で、みやぎ生協が思い浮かびました。実家が宅配を利用しており、生協のトラックを目にする機会が多く、店舗もよく利用していたので、幼い頃から生活の一部だったみやぎ生協。ここでなら何かしら地元に貢献できると思い、入協しました。以来、10年間で5地域の営業担当を経験。日々多くのメンバー(組合員)の方のもとを訪れ、商品に対する感謝の声や意見をいただきました。その経験から、より生産者様やお取引先様に近いポジションに立って、両者の要望を叶えられれば、より良いかたちで地域に還元できるのではないのか、と感じていました。そこで、メンバー(組合員)とお取引先様の要望をマッチングすることができる宅配商品本部への異動を希望し、2021年にカタログ・インターネット商品企画部門に配属。その後、2024年からグロサリー部門でバイヤーとして、東北6県の各ご家庭に配られるカタログの誌面作成を担当しています。一口に誌面作成と言っても、商品を掲載するまでにはさまざまな業務があります。掲載する商品の選定・誌面の企画立案・生産者の方やお取引先様との商談・掲載サイクルの管理など多岐にわたる業務を、アシスタント職員と協力して進行します。

メンバー(組合員)さんの生活を豊かにする商品を届けられるように。

バイヤーとして私が担当しているのは飲料や嗜好品。普段の買い物で訪れるスーパーのラインナップや価格などを見て、「うちでは置いてない商品だ。こっちはうちより安いなぁ」とつい考えてしまうほど、生活に密接している仕事です。大手お取引先様や地元の生産者様の多種多様な商品を管理しつつ、メンバー(組合員)の方がその季節に求めているものは何かを想像しながら商品を選定し、ゼロから誌面を作成します。自分の考えた誌面が商品の売れ行きを左右するので責任は重大ですが、その分やりがいも大きいです。また、各地域での商品の売れ行きを知ることができるので、一つの地域を担当していた営業担当者時代の頃とは異なる発見が多々あります。例えば、500mlのペットボトルと飲みきりサイズの缶の飲料では、どちらが人気だと思いますか。もちろん地域によって差はあるものの、缶の方が人気なことが多いんです。当初、この結果に私はびっくりしましたが思い返してみると、配送の時に高齢のメンバー(組合員)の方から、「500mlだと多くて飲みきれない」という意見をいただいたことがありました。こういった気付きはもちろん、過去の売上数値などをもとに、地域の生活をより豊かにできるよう、どういった誌面が良いか日々頭を回しています。

声を活かした商品づくりで地域を元気にしたい。

商品の管理を担うバイヤーになってから思うのは、一人で完遂する仕事は無いということ。バイヤーだけでは対応しきれない誌面作りをアシスタント職員は担当してくれますし、試飲会で商品の意見をもらうこともあります。また、生産者様やお取引様の商品を倉庫に配送するドライバーさん、宅配センターの職員など、関係者全員が支え合うことで初めて商品が届けられます。そして、メンバー(組合員)の方の声が拾われ、みやぎ生協のさまざまな所へ連携されていく。その一連の流れの中で多くの方が東北に住み、互いにより良い暮らしができるよう密接に関わり合い、協力し合いながら、組合を運営しているのです。私はその中のバイヤーを担っていますが、将来的には生産者様やお取引様とメンバー(組合員)の方のつながりを強め、その声を活かした商品づくりに携わることを目指しています。例えば、東北6県の原料をそれぞれ使った地場産業を飲料で出来ないかと考えています。みやぎ生協はメンバー(組合員)世帯加入率が全国トップクラス。多くの信頼を集めているこのフィールドで一緒に働けることを楽しみにしております。

Workflow1日のスケジュール

  • 9:30

    始業・メールチェック

    前日に返しきれていなかったメールや、朝早くに対応が必要なメールを関係各所に送信。

  • 10:00

    商談・企画書作成

    商品の価格や入荷数をお取引先様と相談。その後、誌面に掲載する企画を立案し、資料用に企画書を作成します。

  • 12:00

    昼食

    生協内で人気の惣菜などを買ってランチタイム。

  • 14:00

    企画書作成

    翌週用のカタログ企画を立案。

  • 17:30

    「ひとこえ」回答

    カタログのワンコーナーにあるメンバー(組合員)さまからの「ひとこえ※」の回答を記載。

  • 18:30

    終業

    近くのスーパーを視察しながら、生協の店舗で買い物をして帰ります。

※「ひとこえ」はメンバー(組合員)の要望やお褒めの言葉などを投書するシステムです。

People人を知る