“こ~ぷの森”へ行こう!
自然に親しみ、森の大切さを実感する観察会や体験会をそれぞれの“こ~ぷの森”で行なっています。
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で春や夏の観察会、体験会の企画が中止になっています。
森はどうなっているんだろう?
森には様々な働きがあります。その森が健全に育つためには、下刈りなどの手入れ作業が必要になってきます。どんな作業が必要か、4月~5月に“こ~ぷ森”の調査に行ってきました。その時の様子とその後生育状況などをいくつかお知らせします。
山や森にもいろいろなことが起こっています。
*森の働きをクイズ形式で紹介しているホームページもあります。
親子でクイズにチャレンジしてみよう →ここ
その後、時期に応じて生育状況の確認や成長を阻害するツル類などの除草作業なども行っています。
2020年8月の様子
枯れた苗木もほとんどなく、順調に生育しています。
この日もカヤやツルマメの除草を行いました。
東日本大震災で被災した海岸林の再生を目指して行われた「こ~ぷの森荒浜」の植林。
「大きく育て!」の願いを込めてつけた名札も、クロマツの成長を見守っています。
丸森町にある「こ~ぷの森小塚山」のクリの木は病害虫の被害を受けましたが、今はだいぶ回復しています。
2011年東日本大震災の春に南三陸の森に植える予定だった苗を、病害虫被害で枯れた木の後に捕植しました。その木も今は順調に生育しています。
2019年10月の台風19号で、丸森町は甚大な被害を受け、山や森にも崖崩れや道路の崩落などの爪痕が残っています。
仙台市泉区朴沢にある「こ~ぷの森永倉山」は一番最初にできた”こ~ぷの森”です。
クリを植林しましたが、その他にどんな木が成長しているのか2020年5月に樹木調査を行いました。
20m×25mのプロットを3カ所設定し、16種類(ヒノキ、コナラ、ミズメ、サクラ、アカマツ、スギ、アオダモ、カエデ、イタヤカエデ、ホオノキ、ブナ、ヒノキ、ミズキ、コナラ、ハリギリ、イヌブナ、ミズナラ)の樹木を確認しました。
永倉山の一部にイノシシが葛の根を食べるために掘り返した跡が見つかりました。
南三陸町にある「こ~ぷの森神行堂山」には、震災を挟んだ2010年、2012年に植林しました。
2019年10月の台風19号の影響で、新行堂山までの林道も陥没している箇所があり、車では進入することができませんでした。
森の生き物を観察しながら徒歩移動しました。
神行道山で、ツル類が繁茂しているエリアのツル切り作業を5月末に行いました。
ツル切り作業後、南三陸町志津川にある「南三陸 海の見える命の森」にも登ってみました。志津川湾が一望できる丘で防災減災伝承体験プログラムが組まれています。