産地 | 取扱い期間 | 特 徴 |
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宮崎県 川南町(かわみなみちょう) 都農町(つのちょう) (宮崎県のほぼ中央に位置する |
10月下旬から5月下旬 気候等によって扱い時期が変わります。 |
JA尾鈴ピーマン部会の20人が生産者です |
環境への負担が少ない農業をめざし、化学肥料の使用量、農薬の成分回数は宮崎県の一般的な栽培の半分以下にしています。
出荷終了後は、強い日差しを利用し土壌消毒を行っています。ハウス内の地表温度は80℃まで上がり、土壌中の病原菌や土壌昆虫などを死滅させます。
有機質肥料を中心に畑に必要な肥料を入れて健康な状態に戻し、また次の作付を迎えます。
防虫ネットや防虫シート、生物農薬を活用しできるだけ化学農薬の使用を減らしています。
*生物農薬とは、微生物や昆虫などを生きた状態で製品化したもので、農薬としての目的で利用されるものです。
ハウスの広さは100a。この中に1000本の苗を定植し、12~15tを収穫します。
ピーマンを安定供給するために、いろいろな工夫がされています。
一般的に宮崎県内のハウスはビニールが二重ですが、JA尾鈴ピーマン部会のハウスはビニールが三重です。温度を高めで保つことで、ハウス内で生息、活動する生物農薬を守ります。
ピーマンは節と節の間に実がなります。苗の高さを1.85mまで伸ばすことで、収穫量を確保しています。
産地の一つ川南町では、町を挙げて新規就農者を応援しています。
「JA尾鈴ピーマン部会」の生産者が、新規就農者の指導にあたります。
新規就農者は「川南町トレーニングハウス農業研修所」で2年間、ピーマンの栽培技術について学びます。研修終了後は、農地のあっせん・ハウス取得等の支援が行われ、自身のハウスで「ピーマン」を栽培し、既存の生産者と一丸となって地域を盛り立てています。