「みやぎ生協学校部と(株)宮城県学校用品協会について」

歴史

1. 前身は、昭和22年に設立された「宮城県学用品購買組合」で、戦後の教育復興の一翼として「学習用具・教材教具」を中心に、教職員の生活物資も含めてその供給にあたった｡その後,昭和25年その業務が「宮城県学校生活協同組合」に引き継がれた。
2. 昭和29年国会の行政監察委員会から、これまで全国的に「学校生協」が児童生徒に教材教具を販売していたことに対して「員外利用」として指摘を受け、厚生省の指導を受けながら児童生徒を組合員から完全分離させるという観点に立って、学校生協で行なっていた教材教具販売を独立させることになった｡そこで、昭和30年｢宮城県学校用品協会｣が以上のような経過を踏まえて設立された｡
3. 宮城県学校用品協会は設立以来、教育用品事業を通して県下の教職員はもとより、児童生徒に役立つ「よりよい教材教具」の販売活動を展開している｡
4. 「学校生協」は昭和57年「宮城県民生協」と合併し「みやぎ生活協同組合」が設立された｡そして、旧学校生協の活動内容と機能は「学校職域部会/学校部」として引き継ぎ、宮城県学校用品協会は、みやぎ生協から出資を受けながら事業拡充をはかっている｡

現在の性格と役割

1. みやぎ生協学校部は、学校職域における組合員活動、及び事業活動を推進することを目的にその運営をはかっている。具体的には、様々な生協利用促進（店舗・共同購入・保険共済・サービス各種）やユニセフ活動・環境保全活動などの活動推進にあたっている。そのために、各管内地区からの代表で組織される部会運営委員会・各市町村・各職位別からの代表で組織される地区運営委員会・各学校の生協係で組織される生協係会議で、これらの利用・活動についてご意見ご要望を出していただき、事業運営にその声を活かしている。
2. 宮城県学校用品協会も株式会社の形態をとっているが、生協メンバーのための組織として位置付けられている｡教職員はもとより県下多数のメンバーの出資金によって運営資金を確保している｡また、県下各学校の教職員の指導による児童生徒の教材教具の利用によって支えられ育てられているのが宮城県学校用品協会である｡従って教材教具の開発活用にあたって、生協利用と同様、多数の教職員からのご意見やご要望を謙虚に聞き事業展開に活かし、事業の拡大充実をはかり、教育界に貢献することを目的にした組織である｡また、学校用品協会事業を通して生まれた収益の一部を県下教育諸活動助成として還元していく教育助成制度や様々な学校にお役に立つ活動などをおこなっている。

(株)宮城県学校用品協会

事業所所在地

宮城県学校用品協会の事業概要

事業の特長

教育界へのお役に立つ活動の展開

教育助成制度　　宮城県学校用品協会の決算で出た利益を原資に各種助成を行う｡
単一校研究活動助成
教育講演会･講習会講師謝礼補助・講師派遣
研究大会助成・研究団体助成

学校への支援活動

ユニセフ活動支援
環境教育支援

環境配慮商品普及拡大