「子ども安全メール from 消費者庁 Vol.513」より抜粋
消費者庁には、医療機関(※)から、子どもがタブレット菓子(成型された錠剤型固形菓子)に類似した商品を誤飲する事故情報が寄せられています。タブレット菓子は、ラムネなどのほか、熱中症予防のため、塩分、ビタミン、ミネラル等の補給を目的とした商品も増えています。
事例:「子どもがリビングで食事をしていた。キッチンにいた保護者が、「ラムネ」という声を聞き、見に行ったところ、「固かった、ごっくんした」と言った。紙製のローションシート(1cm大)を誤飲した疑いがあるため、受診。子どもの手の届かないところに置いていたが、椅子に登って取った可能性あり。」(2歳)
上記の紙製のローションシートとは、化粧水等を染み込ませて顔全体を覆って使うシートマスクを圧縮した商品です。
このような商品は、個包装になっている場合もあるため、表示をよく確認しないとタブレット菓子(ラムネなど)と間違えやすいものもあり、子どもだけでなく、高齢者や他の家族も、食品と思い込み、誤飲する可能性が考えられます。
また、あめやタブレット菓子を、口に入れてすぐ飲み込む(丸飲みする)癖のあるお子さんは、食べている途中で食品でないことに気付きにくいため、特に注意が必要です。
食品に類似した商品を利用される場合は、子どもの目に触れない場所や、手の届かない場所に置き、子どもが誤って飲まないように注意するとともに、他の家族にも声を掛け、このような商品があることを認識してもらうようにしましょう。
(※)消費者庁は(独)国民生活センターと共同で、平成22年12月より、医療機関(令和2年6月末時点で27機関が参画)から事故情報の提供を受けています(医療機関ネットワーク事業)。
(参考)
消費者庁「子どもが窒息?!そのとき、あなたの応急手当が必要です!」
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_015/
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